2018-01-13から1日間の記事一覧
登場人物たちのセリフの言い回しは朗読をする人にとって一番工夫のし甲斐があるところで一番おいしいところです。朗読を始めた最初の頃はいわゆる声色(こわいろ)を使って読んでいたという傾向がありました。そのほうが良い朗読 (?) というような勝手な思…
私にとって「水仙月の四日」のほうが先に出合っていた作品(宮沢賢治ワールド)なので正直いって賢治さんが「氷河ネズミの毛皮」のような作品世界も描いているのは新鮮な発見でした。どことなくミステリアスな雰囲気を漂わせながら始まるお話しの世界。「ベー…
私の主催する朗読会で近々に取り上げようとしている宮沢賢治さんの2つの作品です。 先ずは氷河ねずみの毛皮からお話しの冒頭近辺にさらりと出てくるこの文章に心釘付けです。「(前略)ところがそんなひどい吹雪でも夜の8時になって停車場に行って見ますと…