donpo9’s blog

脳卒中を体験した人の生活の楽しみ具合レポート

箸先に願いを込めて リハビリーを兼ねた食事です

箸先に願いを込めて リハビリーを兼ねた食事です

 

 

今年もあと二週間だなぁとふっと感じた昨年の暮れのことです。
食事をしていて「あれ?へんだなぁ、・・・まさか・・・でもほんとうだ」
箸先に力が入っていないというか摘まみ方の力が弱いというか曖昧なのです。
食べ物を箸先は確かに挟んでいるのですが口元にもっていこうとするその手前で「スルリ」「ポロリ」。


そこで塗り箸を割りばしに変えてみました。
今度はいい感じでしっかり挟めています。
一口目はうまくいきましたが、二口目でまたも「するり」。
よく見ると割りばしが微妙に反っていて箸先に向かってわずかに開いている状態です。
この微細な条件の違いが箸先のコントロールに影響しています。
箸の一本を180度ひっくり返すと、ピンセットみたいな感じになって馬鹿ッ調子よくなりました。
この割りばしは捨てずに使い続けています。
箸に関しては決して見切り発車せず、ていねいに状態を見て、また自分の箸の動作・操作のありようをみて調整しています。
箸を意のままに使いこなせることは感動です。
感動を掴み取っていく食事に小さな喜びを見つけました。不自由は幸せの生みの親です。