donpo9’s blog

脳卒中を体験した人の生活の楽しみ具合レポート

「まず、書き出してみることだ、そうすれば書きたいことが見えてくる」

「まず、書き出してみることだ、そうすれば書きたいことが見えてくる」    


どなたの言った言葉だったのかは聴き飛ばしてしまいましたので記憶をたどれません。
けれどもある脳科学者が彼の講演を終えて講演会会場の聴衆から
「書けないのですがどのようにしたら書けるようになるのでしょうか?」
といった類の質問を受けたときに、どこかの国の学者さんが説いていたこの言葉の中に真理があったという発見体験を紹介し力説していました。
私もたまたまこのような実感もどきを掴み始めているさなかだったのでこの言葉が耳に残りました。
『解っているから書ける、解ってないから書けない…』確かにこうした面もあります。
けれども、それがすべてではありません。
解る手前、あるいは、解ったという手前の段階の時、ともかく、書き出してみると書き込んでいるうちに解りたいことが徐々にその姿を明らかに見せてくれるという場合が確かにあります。
同様に、悩み事を抱えていてその相談を誰かにしている時、愚痴も含めて相手の人に悩み事を聞いてもらっていると、相談している相手の方から一方的にレクチャーを受けるのではなくて、語りかけていく内に自分で答えを見つけ出しているという体験もあります。
これはきっと、「書いてみる」とか「聞いてもらう」という行動を起こしていくと、行動しないでいるときよりも脳みそが活性化してくれるからなのでしょう。
実に興味深く思います。