donpo9’s blog

脳卒中を体験した人の生活の楽しみ具合レポート

マツヨイグサ(月見草)のお話 その2

 

マツヨイグサ(月見草)のお話 その2

 

4年前に近所の道路端から3株ほど移植したマツヨイグサですが、ここに毎年自生していたのを10年以上も前から知っていました。

私の工房の近在でマツヨイグサが咲いているのはこの場所だけです。連日のように通り抜ける裏道ではないので、それにマツヨイグサが美しい姿を見せてくれている時間帯というのは限られていますから、一度も目に触れることなくその年の花の咲くシーズンを越してしまった年も何回かありました。

そして5年前の初夏のころ、移植鏝(いしょくごて)をもって早朝にマツヨイグサを掘りに朝のウォーキングを兼ねて出かけたところ、なんと地主さんが数日前に草刈り機で雑草類をきれいさっぱり刈り取って道端は丸坊主になっていました。

そうだったんだ、ここはこのように管理されてきていた場所だったんだと気づきました。

そこで次の年は4月の声を聞くや朝の5時ころいそいそと移植のリベンジをして3株ほど頂戴しました。

マツヨイグサは根っこがまっすぐ下に伸びている直根(ちょっこん)の類の草とは知らず、そのため慎重に掘ったつもりでしたがアプローチが甘かったようで1株目の掘り出しではだいぶ根っこにダメージを与えてしまいました。

2株目と3株目はもう少し深めに掘ろうとしましたが何せ道路端ですからイメージ通りには掘れませんでした。移植した年は花を数厘咲かせただけでした。

次の年(3年前)こぼれた種から発芽したのはわずかに2株でした。

その次の年(2年前)も同様でした。

こうしたいきさつを経ての今年の春です。 

65株の芽吹きがどれほど私を心ときめかせているかお判りでしょうか?