donpo9’s blog

脳卒中を体験した人の生活の楽しみ具合レポート

限りあるものの中で

限りあるものの中で

 

 

いつでもどこでも誰にでも様々な「限り」があります。

私が敬愛してやまない人の臓器にがんが発見されて手術を受けられました。

今回の手術に至るまでの経過や、手術がどのようなものであったか等を冷静に客観的に説明をしてくれました。そして今どのような心境で当面どうしていこうとされているのかという展望を聞かせてくれました。

手術はひとまず成功で退院されたのですが、その後最近になって今回摘出した患部のその先にまだ取り切れていない小さながん細胞が新たに発見されて、それによって今後の大体の見通しがはっきりしたそうです。

たいへん静かなまなざしで「最良の場合」と「最悪のシナリオ」展開の場合があって、「どうやら私の場合は十中八九後者のケースのようなのだ」と語られました。

決して他人ごとではなく自分の身にも起こり得ることだと自分に引き寄せつつたくさんの気づきと学びをいただき背筋がしゃんと伸びた思いでお話を伺いました。

人はぎりぎりの条件の中で選択を迫られます。『何を優先に選び取り、何を選ばないか』という生きる姿勢がその人を神々しくしていきます。