台風の風は雑木林の床屋さん
風台の風は雑木林の床屋さん
強風が吹きまくった台風も去りました。
今回の風の強さは地面に落ちている葉っぱや枝のおびただしい量が証明しています。
大枝はまれに1~2本折れますが、中枝・小枝・もっと小枝の長いの短いのの量が
ともかく多くてあたり一面を降雪の「雪野原ならぬ落ち葉の原」となって埋め尽くしています。
その落ち葉や枝の始末には二日程は水けを飛ばすため放って置き天日に乾かし
今朝から掃き集め作業の開始です。
私は毎朝6:30からのラジオ体操をした後、天気のいい日なら45~60分くらい雑草取りを
するのが日課の一つです。
がここしばらくは台風の置き土産の後始末に4~5日はかかりそうです。
今朝はラジオ体操の後8時の時報が鳴るまでの80分間ほど掃き掃除でした。
小枝は箕にそのままでは長すぎてはみ出して要領よく集められません。
両手にはめた軍手で15㎝くらいにぽきぽき折って作業効率の向上を図ります。
面白いくらいにぽきぽき折れるのは、もともと木の幹に着いていた時から
枯れていたような枝たちだからです。
木も邪魔になった枯れ枝を大風で床屋さんしてもらってすっきりしていることでしょう。
ぽきぽき折ったその流れで枝とはっぱを両手で熊手のようにかき集めて箕に入れます。
軍手をはめた両手の掻き集めの行為には「手熊手(てくまで)」と名前を付けました。
一日がかりで台風の後始末を一気にするのは体力的にしんどいし精神のストレスになります。
ですからあらかた所要時間を決めておいて作業を連日継続します。
台風の風は雑木林の床屋さんです。
ガリバー旅行記のガリバーが漂着した小人の国の床屋さんがあったとしてガリバーの散髪後に、
その店内の床に落ちたガリバーの髪の毛を履き集めている床屋の丁稚だったら
きっとこんな心持で働いていることでしょうなんて空想しながら作業しています。