人生の徳俵
人生の徳俵
お相撲の「土俵」は、土を詰めた20個の俵で試合場の内外を円形の境界線で
表しています。縁の大きさは内径が十五尺、およそ4.5メートルです。
東西南北の四俵は、俵の幅の分だけ外側にずらしてあり
これを「徳俵(とくだわら)」と言います。
勿論、外に出ている分、土俵際に追い込まれても
その分だけ足を残せるところから「徳俵」と呼ばれています。
調べてみましたら徳俵がずれている理由は他にありました。
昔、相撲は野外に土俵を作っていましたので雨が降って土俵内に水が溜まった時に
水の掃き出し口として考案されたのが徳俵です。知恵がさえわたっています。
相撲の勝負で劣勢の力士が徳俵に足をかけて踏ん張っている姿には
手に汗握る感動を覚えます。
失業して求職中の私も徳俵に足をかけ踏ん張っているようなものです。
土俵内に溜まったストレスという水たまりの水も殆ど掃き出し終わりました。
焦らずに納得のいく仕事にたどり着こうと思っています。