donpo9’s blog

脳卒中を体験した人の生活の楽しみ具合レポート

青年とラーメンを食べました

青年とラーメンを食べました

 

 

昨夜(12/16日曜日)のことです。

愛娘と久々 (多分2年半ぶりくらい) に会って居酒屋で二人の

忘年会もどきの時をしばし過ごししました。

近況などいろいろ聞いてそれなりに元気でやっていることを実感しました。

お開きにして店を出て駅まで戻り、私は上り電車、愛娘は下り電車。

「じゃあまたね」と別れました。

 

最寄り駅で下車しバス停に歩いていくと、発着所の暗がりにぽつんと人影。

時刻表を見たかった私が「すみません」と覗き込むと

「次のバスは40分発ですよ」と親切に教えてくれました。

その言葉を確かめようと覗くと一緒に覗いてる彼が「あっ」と驚きの声。

「今日は日曜だから40分発がありませんよ。」

四枚全部の時刻表の欄をあちこち指先でたどっていって、

「もう終バス全部おわってます。うっかりしてたなぁ」

バイト帰りの彼は平日乗っているバスが今日もあるものだと思い込んで

待っていたようです。 

まだ23時前なのですがそんな場合もあるだろうととっくに想定内です。

 

歩いて帰るという方針はすでに定まっています。

二言三言世間話をしていたら彼も同じバス路線の利用者、

しかも私が降りるバス停の一つ前のバス停まで行くのだといいます。

「それじゃあ歩きますか」と何気に誘います。

訊くと「来月二十歳になります。」

まるでじっちゃんと孫の二人連れのようです。

徒歩38分ほどの帰路には少し先に中華料理店の灯が見えます。

「おなかすいてる?ラーメンでも食べる?」

「え?ご馳走してくれるんですか?」と早合点の彼。

そういうのもありかと思いつつ、店のドアに手を伸ばしかけると『閉店』の看板。

はらっぺらしの彼を誘ってその気にさせといてこのままでは酷です。

さらに歩きます。

帰路の道のりの半分程のところに中華のファミレス。

夜更けに初対面の青年とラーメンをすすりました。