ものづくりのつくりもの
ものづくりのつくりもの
自分はどこまで遊べるかという自分自身への挑戦です。その為に創作の時間を二種類用意してみます。
一つは今までのスタイルです。あれこれあれこれ考えて考えて作り、作ってはまた考える創作の時間と
もうひとつは直観モードでひらめきの勢いで作る創作の時間です。
「あさめしまえ」という言葉があるので朝食前のひと時を使って
あれこれ考えずに出たとこ勝負のオブジェづくり(かたちあそび)の時間にして遊びます。
さてどこまで遊べるか、なんかワクワクしてきました。あそびをせんとや・・・という歌がありました。
遊びをせんとや生れけむ、戯れせんとや生れけん、遊ぶ子供の声きけば、我が身さえこそ動がるれ。
舞え舞え蝸牛、舞はぬものならば、馬の子や牛の子に蹴させてん、踏破せてん、
真に美しく舞うたらば、華の園まで遊ばせん。
後白河法皇の『梁塵秘抄』(りょうじんひしょう)平安時代末期に編まれた歌謡集ですね。
あそび心の心映えを体感してみたいものです。
動く身体と動かす身体
動く身体と動かす身体
9月の1日をきっかけに暫く途絶えていた「ラジオ体操」を復活しました。
そして昨夜(9/3)の月曜日は毎週「気功」のお稽古教室に行って学んでいます。
今朝のラジオ体操をしていて気が付きました。
昨夜の気功で学んだ動きのポイント・動かし方のポイントがラジオ体操の動きの中に反映できていたのです。
運動靴の中で10本の足の指が目覚めている状態でラジオ体操ができていたのです。
今まで感じ得なかった新感覚です。
これは良い、二つのメソッドが自分の中で混ざり合ってまるで複眼でものを見ているような感じでした。
私は体が硬いほうなので気功のお稽古を毎週積み上げていって身体の動かせ方がだんだん変わっていく自分の身体を実感しています。嬉しいです。
富弘美術館に行ってきました (その3)
富弘美術館に行ってきました (その3)
「確か花菖蒲だかアヤメだかの絵で、…泥水を飲んでるのにきれいな花を咲かせているといったような短文が添えてあった作品なんですが・・・」
居合わせた美術館の職員に尋ねてみました。
残念なことに今回はその原画を見ることはできませんでした。
けれども書籍販売コーナーで掲載されている本を見つけることができました。
その文章は
黒い土に根を張り
どぶ水を吸って
なぜ きれいに咲けるのだろう
私は大勢の人の愛の中にいて
なぜ みにくいことばかり
考えるのだろう
というものでした。絵のほうは描くようになってまだ数年の頃の作品でした。
ですから熟達する以前の画風で、近年の作品のような緻密な描写の構成ではありませんでした。
私にとっては意外でした。
私はかつてこの作品のどこに印象深いものを感じて記憶に留めていたんだろうかと自問自答しました。
この作品に関しては絵からくるインパクトの記憶ではなく、添えられていた短文に感動していたのです。
星野さんがこの事実に出会い、気づき、心揺さぶられている発見に共感していたのです。
今回のこの体験はさらに自分に新たな気付きを与えてくれました。
そしてこの先の自分の方向性を啓示してくれました。
自分は何をもって自己表現をしたいのかが見えました。星野富弘さんありがとう。
退職後の「はじめの一歩」の一週間
退職後の「はじめの一歩」の一週間
9月3日、退職しフリーになっての三日目です。
9月7日までの一週間を「はじめの一歩」と考えて今後のライフスタイル(仮)の概要を洗い出してみようと思っています。
◆だいたい規則正しい生活づくりのパターンを作る。振れ幅の小さい日課表。
時刻は気に留めつつ時計に振り回されない生活感覚。
◆生活の記録ノート(日誌のようなもの)をこのブログ以外に書き留めていく。
その際脳卒中後のリハビリー、ぼけ対策の効果を期待し
「手書き」と「国語辞典(電子辞書で無く書籍)」を使う。
漢字をど忘れしていること多々あり。忘れかけているものは思い出しやすいように脳みそを耕す。
◆程よく煩わしいことを取り込んでいく、もともと人生はめんどくさいものだから煩わしさは受け入れていく。
◆手間をかけるが、手間取らないことを心掛ける。(省力化の発想を最優先しない、「段取り八部」の創造)
富弘美術館に行ってきました (その2)
富弘美術館に行ってきました (その2)
富弘美術館は、群馬県みどり市にある国道122号の道の駅にありました。
昭和21年生まれとありましたから私より7歳年上の方です。
星野富弘さんは中学校の体育の先生をされていました。
がクラブ活動の指導中に鉄棒から落ちて頸椎損傷されました。
口で絵筆を咥えて花の絵と余白に短文を添えられた作品を発表し続けておられます。
なぜ富弘美術館に恋い焦がれて出かけて行ったのかと申しますと、先月(8月)まで働いていたアルバイト中に(再再就職して1か月目に脳内出血…脳卒中を体験し)とても気持ちがくじけそうな日々が続いている時期がありました。
そんな日々の中で脳裏をかすめた「絵の断片の記憶」が不思議と私を慰め励ましてくれました。
数年前にちらっと見た程度の印象ですからうろ覚えそのものでした。
花しょうぶかアヤメかなにかの絵でした。どぶ水を飲みながらあんなにきれいに咲いている…といったような内容の言葉が書き添えられていました。作者名は記憶していませんでしたが、「体育の先生をしていた方でけがをされて車いす生活の中で口に絵筆を咥えて描かれた絵…」というささやかな記憶でした。
身近の何人かにこのおぼろげな絵の記憶を話していろいろ尋ねていましたら、作者は星野富弘という人で、美術館もあるという情報を得ることができました。インターネットでさらに詳しく調べました。
この絵に会いに行きたい…と思いがさらに強まりました。バイトを退職した8月31日の就寝直前に、にわかに『明日出かけてみよう』と急に思い立ったのです。思い立ったが吉日ですものね。
富弘美術館に行ってきました (その1)
富弘美術館に行ってきました (その1)
昨日でバイトを終え、今日からは生まれ変わった自分です。
昨夜のうちに今日の企画を立てておきました。
せっかく生まれ変わるきっかけに何か行動を起こそうと思案していたところ、とどのつまりに
「早起きをしてとちぎけん群馬県みどり市にある富弘美術館に行ってこよう、
もしも起きれなくて寝坊した時はその時のこと」と心を定めて昨夜は早めに就寝しました。
今朝の結果は…3時50分に目が覚めたので2度寝せず、
排便をすましシャワー(行水)をし、朝食を済ましました。
目的地までのアウトラインはカーナビゲーションで下調べをしておきましたので
『現地まではここから177㎞、所要時間約3時間05分、高速料金は片道3,750円』
9時から開館とありましたので5時半に出れば楽勝と、少し前倒しして5時23分に工房を出発。
ところが道中高速道路に入ってからというものやたら疲れを感じたびたび眠くもなりで
無理はするまい身体からの信号に従えと自分に言い聞かせ、
途中長短4回休み休みして富弘美術館に到着したのは10時ちょうどでした。
なるようになった結果です。
つづく
バイト完走ゴールイン
バイト完走ゴールイン
今日で8月の終わりです。
そしてまた昨年9月から一年間続けてきたバイトも今日で終了です。
ともかく、完走してゴールインしたランナーのような気分です。
特に後半は脳内出血を再発しやしないだろうかという漠然とした不安を背中合わせのように抱きかかえつつ自分で自分を励ましながら走り切りました。
自問自答は断続しました。
「だいじょうぶかい?」
「だいじょうぶだ」
「何を根拠に『大丈夫』といえるのかい?」
「根拠なんてないさ。けれど『大丈夫だ』と言った者勝ちの世界だから…大丈夫」
そしてゴールイン。
一つの終わりは次の新たな出発です。
今夜は早く寝ます。