donpo9’s blog

脳卒中を体験した人の生活の楽しみ具合レポート

貴重な失敗

貴重な失敗

 

 

私は時として用意周到に丁寧にドジをすることがあります。

こんなこと単にバスを乗り間違えただけじゃんかと強がって

さらりと言ってのけることも出できますが…。そのお話です。

 

比較的走行距離の長い二地点を往復運行する路線バスです。

その日の天候や交通状況によって時刻表の時間通りには到着しません。

5分や10分近い遅延はざらなことです。

頻繁に本数がある路線ならばそれほど気重ではありませんが、

私がこの先利用することになるかもしれないこの路線の

運行ダイヤは1時間に1本のみという緊張感です。

明日の本番に備えて時間帯も含めて実踏調査をしておこうとバス停に向かいました。

一応時刻表に示された751分の9分前に工房を出ました。

バス停までは歩いて23分でつけました。順調です。

何せ1時間に一本のバスですから絶対に乗り遅れてはなりません。

バスの到着までやりかけの内職をしながら時間をつぶします。

そして、バスは来ました。

時間を確認したら52分、

「なんだ1分の遅延じゃないか、時間帯によってはこんなこともあるんだなぁ」

これはますます要注意だぞと思いつつ乗車しました。

いつも遅延するからとそれを見越して遅くバス停に着いたとして、

もしもその日に限って時刻表通りにバスが到着したとしても文句は言えません。

何しろ1時間に1本のみ運行しているバスです。

バスに揺られてやりかけの内職を再び続けそっちに気を取られつつも、

ふと車窓の外を見ますと、

「あれれ景色が違う。違う路線バスに乗っちゃたんだ」

次のバス停が前方に見えました。即停車ボタンを押し、バスを降りました。

思わぬところで朝の散歩となりました。5つのバス停区間を歩き戻りました。

再びもとのバス停に戻って表示されている時刻表の隅々まで調べました。

改めて気が付くとこのバス停を通る路線は全部で6路線もあったのです。

私が間違えて乗ったバスは743分到着のバスでした。9分遅延でした。

バスのフロントにはちゃんと別の場所行きであることが表示されていましたが、

私にとってはこっちの路線のほうが日ごろ乗り付けているので何の疑問も持たずに

うっかり乗車してしまいした。トホホでした。

明日は本番の受験日です。試験開始時間に遅れることなく行こうと思います。