donpo9’s blog

脳卒中を体験した人の生活の楽しみ具合レポート

SAS外来受診

SAS外来受診

 

 

 

昨日(12/3)SAS外来の定期検診を受診してきました。

月一回ペースの受診も今回が2回目です。

前回から今回までの日々の睡眠データがCPAP療法で逐一、病院に送信集約されていて、Dr.から総括していろいろアドバイスをいただけるのですからなんとも心強いです。

治療の経過は極めて良好です。

特筆すべきこの間の暮らしの変化といえば「飲酒」の休憩が持続していることです。

禁酒しようとか、酒やめようとか、決意し実行したのではなくて、「飲みたいと思わない暮らし」に変わったことです。いつでも飲めるけれども今はとりあえず飲酒は休憩状態…という心持です。飲むよりCPAP療法でいずれ『快眠』を得られるような暮らしにしたい…という欲求のほうが勝っている日々です。

降圧剤の効果もある事ですが、むしろ、飲酒をやめて朝晩の血圧の測定値がはっきり下がったことが嬉しいです。一昨年脳卒中をした経過がありますのでこの冬を順調に乗り越えたいと若干の緊張感を持っている日々で、血圧の測定値が下がったのは何よりの励みです。

睡眠がこの励みの下支えになっているという実感があります。

 

第30回朗読会ばぶの会 (報告)

第30回朗読会ばぶの会 ~報告~ 

 

11/24、第30回朗読会ばぶの会無事開催できました。

毎年のことですが、11月の会は全体を二部構成にしての開催です。

 

◆第1部◆ 子供のための朗読会  13:30開場 13:45~14:45開演

 

・のはらうたより (作・工藤直子)           森田さつき 9分

・だってだってのおばあさん(作・佐野洋子)      楠麻美子11分

・ソメコとオニ(作・斎藤隆介)             村松美里 10分

・ばぶさん童話より(作・曵田原 宏)          曵田宏12分

 

~~☆~全席入れ替え~☆~~ 

 

◆◆第2部◆◆ 大人のための朗読会  15:00~16:45

 

・きつねのでんわボックス(作・戸田和代)          庄野博子11分 

・陰翳礼讃(いんえいらいさん)より、漆器(作・谷崎潤一郎)  木村博子16分

・啖呵売(作・沢村貞子)                  小脇貞子9分

・転生(作・志賀直哉)                   望月アツコ14分

・なめとこ山の熊(作・宮沢賢治)              曵田宏34分

 

朗読会を終えての感想を少々。 

第30回目を開催でき安堵しています。

曲がりなりにも丸5年やり続け、来年1月の会からは6年目に突入です。

来年を含めて後12年間続けます。その時私は78歳になっています。

30回続けて来るといろいろなことが見えてきました。

会を続けるにあたって枝葉末節のあれこれは生じても肝心要の幹の部分で

「自分は何を大事にしたいのか」や「何はさておきここだけは譲れない」といった

要諦がくっきりとしてきたことは何よりの収穫です。

継続は力なりという言葉は至言だと思います。

 

デイサービスセンターでの「朗読タイム」

デイサービスセンターでの「朗読タイム」

 

 

 

7月中旬を皮切りにだいたい週一回ペースで「朗読タイム」をさせてもらっています。

後期高齢者の方々にどのようなお話が適しているのか1回1回手探りでやってきました。

「民話」「童話」「おとぎ話」「昔話」と思いついたものは何でも試みています。

「下ネタがらみ」の題材なら反応が良いという予測はありましたが

その手のものは敢えて取り上げてきませんでした。  

お話の世界の楽しさを感じ取っていただいて「朗読ファン」を増やしたいと思ったからです。

今週で、回を重ねること11回目となりました。

創作話や新作物よりは「知っている話」「昔聴いたことがあった話」のほうが良いようです。

長い話よりは短い話のほうが良いようです。

短い話の場合あらすじ仕立てのようなものとなります。

あらすじもどきのお話でもあらかたの高齢者にとってはそこそこ満足を得られているようです。

一方お話をたっぷり聞きたいという欲求を持った方もおられます。

回を重ねるごとにお話を聞きとる耳が肥えてきている方も増えつつあります。

どこらあたりが程よいお話なのかだいたい方向性が見えつつあります。

今後の展開がどうなっていくのか楽しみでワクワクしています。

このごろ何故かピーマン&ぴーまん

このごろ何故かピーマン&ぴーまん、

 

最近はほぼ連日のようにぴーまんを調理したものを含めた食事にはまっています。

調理に使えば使うほどぴーまんへの恋心(?)が深まりつつあります。

ぴーまんは一つ一つの形が個性的です。造形的にも楽しくて『美』を感じます。

先ずはぴーまんを取り込んだばぶさん童話から『わるぐちけんか』のご紹介です。

この童話を書いたころの私は食材としてのぴーまんをことさら好きではありませんでした。

 

 『わるぐちけんか』 (第2稿)

 

 

もうじき夏です。どうぶつ村のこども園では

みんなが一人一本ずつ畑にきゅうりの苗を植えました。

毎日せっせと世話をしたので、苗はぐんぐん大きくなりました。

やがて黄色の花が咲き小さなちいさなきゅうりができはじめました。

「ぼくのほうがりっぱだぞ」 とリス君が得意になって言いました。

「あたしのほうがおおきいわ」 と猫ちゃんが負けずに言い返しました。

「なんだぃ、ねこちゃんのきゅうりなんて へぼきゅうりじゃないか」

とリス君は自分のきゅうりを撫で撫でしながら言いました。

「へぼきゅうり? よくもいったわね、なによ へぼへぼきゅうり」

とねこちゃんはシッポをくねくね言いました。

「へぼへぼきゅうりだってぇ。なんだい、あばばのばぁ の ばあーたれぷう」

リス君はあっかんべぇをしながら言いました。

「なによ、びびびのびぃ の い~だらり」

と猫ちゃんは両方の人差し指で口を横に大きくひろげていいました。

「しっぽくねくねへびしっぽ」 と言ってリス君は 

猫ちゃんのシッポみたいに体をくねくねくねらせながらいいました。

 

「へびしっぽだってぇ、うええええん」

とうとう猫ちゃんは泣きだしました。

その泣声を聴いてへび君が穴の中から出てきました。

「だれだ、ぼくはねこのしっぽなんかとちがうんだぞ。

ぼくのからだはあたまのてっぺんからしっぽのさきっぽまで

ぜんぶぜんぶ、ぜ~~ぶへびなんだぞ。

ねこちゃんリス君に言ってやれ『ぼさぼさシッポのけむししっぽ』って」

へび君に励まされて猫ちゃんは元気を取り戻してリス君に言いました。

「あんたなんてなにさ、ぼさぼさシッポのけむししっぽ」

 

「 ぼさぼさシッポのけむししっぽ だってぇ、

うえーえ えん えん うえーえ えん えん」

リス君のその泣声を聴いて

木の高い処の葉っぱの先から ぴゅ~~~と糸を伸ばして

空中ブランコみたいに けむし君が降りてきました。

「はなしはすっかりきいてたぞ。りす君まけるな。

ねこちゃんとへび君にいってやれ。

『おたんこなすのあんぽんたん』っていってやれ」

リス君は大きく息を吸い込んで

「よぉおおし、おたんこなすのあん・ぽん・たーん」といいました。

「おたんこなすの あんぽんたん だってぇぇぇ」

猫ちゃんとへび君は二人揃って大きな声で泣きました。

猫ちゃんとへび君の悲しい鳴き声を聴いて

猫ちゃんと大の仲良しのウサギちゃんが

ぴょんぴょんのぴょ~んと駆けつけました。

「ねこちゃん へび君、あたしが来たからもう大丈夫よ。

あのふたりにいってやりなさい。

『とんちんかんのどてかぼちゃ』ってさあ、はやく言って」

ウサギちゃんの応援で猫ちゃんとへび君は元気百倍いいました。

「とんちんかんの どて・かー・ぼちゃ」

 

「とんちんかんのどてかぼちゃぁだってぇぇ。うえーん えん えん」

リス君とけむし君は大きな声で泣きました。

その時高い木の枝から枝へ幹から幹へぱ、ぱ、ぱ、ぱ、ぱっと

まるで忍者のようにサル君がやって来て決めポーズでいいました。

「そこまでだ。

ここはおれにまかせろ。

リス君けむし君あの三人にいってやれ。

『へっぽこあたまのじゃがいもあたま』って」

「よおおし、そっちのチームなんかぁ・・・

『へっぽこあたまのじゃがいもあたま』

どうだぁ、まいったかぁ」

「なにさ、そっちのチームこそ

『なかみ・からっぽ・ぴーまんあったま』 ぱふっ ぱふっ ぱふっ」

「おまえのかあーちゃんでーべーそっ」

「おまえのとうちゃんげろげろぽん」

「みみくそはなくそ ぷ ぷ ぷぅー」

もうみんなめちゃくちゃのぐちゃぐちゃになって

わるぐちをいいあいました。

そのとき 近くの学校の鐘が 

「きーん。こーん。かーん。こーん。

きーん・こーん・かーん・こーん。」

となりました。すると誰かのおなかが

ぐぅーっ

となりました。

「おなかがすくからかーえろ。 

けんかやーめんっぴ、 

いーち ぬけた。」

「かえるがなくからかーえろ。

にー ぬけた。」

 

眠りの目安に ろくしとはっさん

眠りの目安に ろくしとはっさん

 

ろくし、はっさん。6×4・8×3・・・ともに九九をそらんじてみればどちらも『24』になりますね。

一日24時間ですから、

6時間眠れれば一日の四分の一。

8時間眠れれば一日の3分の一。

11月1日のSAS外来でDr.から見せていただいたデータによると、夜間の睡眠時間は

平均5時間59分26秒ということでした。意外でした。思っていたよりも短い時間でした。

習い性の生活リズムの延長上で振り返ればだいたいこんな感じだったんですね。

 

そこで眠りの目安に新たに思い至った標語は『ろくしとはっさん』です。

眠りの生活改善に向けて色々試みています。

昨夜は珍しく22時前に就寝できました。私にしては快挙です。2~3年ぶりのことです。

けれども残念なことに、昨晩は冷え込んだ夜でもあったのでしょうか

夜間トイレが3回目覚めました。ここ数日はずうぅッと2回だったのに残念。

それでも普段の5時代6時代には眠れていたようで今朝の目覚めは珍しく7時代でしから名目「はっさん」には届いたかもです。

いずれにしても楽しい心持で面白がって眠りと向かい合っています。

今日はバイトがオフの日で、丸々自分時間の日です。さあ、よい仕事をしましょう。

憧れの眠りを求めて

憧れの眠りを求めて

 

 

幼いころは年中「あおっぱなを垂らしていた」子供でした。

小学校に上がると休み時間のたびに洟をかんでいましたから「鼻紙(チリガミ)太郎」のごとき

愛称があったことを覚えています。

鼻腔は二つあるのですがその片方の鼻腔はあらかた詰まり気味で、

ふたつの鼻腔が100%とおっている日というのが年に何日あったでしょうか。

鼻の息の通り(息の通り)をよくしたくって年中フンガフンガやっていました。

そんなことも関係ていしたのかもしれませんが「深呼吸」が下手でした。

一生懸命呼吸しても周りの他の人たちよりも息が浅いというか短いという自覚はありました。

腹式呼吸も下手で朗々と歌い上げられる人にひそかな憧れを抱いていました。

「いびきをかく」こと「眠りが浅い」というのは変えようのない産まれ持っての体質なんだと

ずうぅと思って暮らしてきました。

こうした背景をもつわたしがSAS(睡眠時無呼吸症候群)外来に通いCPAP療法と出会いました。

これを機に眠りの生活改善を目指している日々です。

 

脳天気なのでしょうか「いびきをかく」こと「眠りが浅い」ということはことさらに悩みの種では

ありませんでしたし、これらのことによって自分の人生を損してきたとは思っていません。

けれども、今は改善に向けてのきっかけを得て心持ちが変わり明るい希望を得ました。

眠りの質が変わればきっと丸ごとの生活が変わっていくことだろうと思っています。

寝つきそのものはかなり良い方なのでCPAPを装着して毎回ワクワクと就寝しています。

 

SAS(睡眠時無呼吸症候群)外来の定期検診を受診してきました

SAS(睡眠時無呼吸症候群)外来の定期検診を受診してきました

 

 

 

1か月のインターバルで、本日のSAS外来受診です。

この間のCPAPを使ってのデータが私の枕元の機器から病院のほうに

自動的に丸ごと送信されています。数値はさまざまにデータ処理されています。

さて受診です。私にしてみればこのひと月の機器使用体験を嬉々として

テンション高く報告するものですから担当のDr.もナースも

一風変わった患者の報告に若干面食らっているようでした。

Drの所見の概要・・・睡眠時無呼吸が前回入院しての計測では

30.9だったものが今回の計測結果では3.9。 10分の1 (これは9割減ということ)

非常に優秀な使用状況(効果絶大)といえそうです、このまま続けてください。

 

たまたまCPAPのメーカーの担当者も居合わせておられましたので、幸運にも

機器の使い勝手やセッティングの塩梅等をチェックしてもらうこともできました。